冬キャンプにおすすめ『豆炭あんか』と湯たんぽの比較

キャンプ

キャンプに行きたい熱はメラメラと燃えていますが、気温はぐっと下がり冷え込みがましています。ファミリーキャンプを楽しんでいる我が家は、石油ストーブなど冬の装備がないため真冬のキャンプはまだ未経験です。

真冬ではありませんが、10月のキャンプ場で一度遭難をしかけた経験があります。

場所は奥多摩川の氷川キャンプ場。当時3歳の娘と友人で出かけました。

ワンポールテントを川岸に設置し就寝。シュラフは快適温度15℃・耐寒-5℃のスペックでフリースなど着込み、もしものためにエマージェンシーシートを持参していました。

真夜中に寒さで娘が起きてしまいエマージェンシーシートを仕込みましたが、足先がとてつもなく冷え眠れません。

寝る前に何気なく友人が渡してくれたホッカイロを足裏にはりなんとか眠りにつくことができましが、その時は命の危機を感じ娘だけでも助けてもらうためバンガローに駆け込もうか本気で考えました。

その経験があったため翌年10月のキャンプは防寒アイテムの『豆炭あんか』を購入。

群馬県のみなかみにあるサンバードキャンプガーデンへ出かけました。

寒がりな私がポカポカ快適でぐっすり眠ることができたキャンプアイテム『豆炭あんか』をご紹介します。

豆炭あんかとは

大きめの弁当箱のような容器に固形燃料の豆炭を入れて使用して暖を取るアイテムです。

外観はとてもレトロで昭和を感じます。

昭和30年代のエアコンやファンヒーターがない時代に家庭で暖を取るためかなり売れていた歴史のある商品のようです。

使い方

豆炭の1/2位赤くなるまで着火させて、アンカの中央の穴に入れてます。全体が真っ赤になるまで着火させると、立ち消えの原因となるため注意が必要です。

ミツウロコのスーパーマメタンを使用する場合は火起こし器等を用いて豆炭の角へ着火し、炎が消えて2~3分たってからアンカのフタをします。

就寝の2時間くらい前に布団に入れるのが最適です。

使用上の注意

  • 長時間直接体に触れることでの低温やけどに注意。
  • 本体が高温なるのでやけどに注意。付属のカバーを使用しましょう。
  • 化石燃料を使用するため一酸化炭素が発生します。換気をしましょう。
  • キャンプや車中泊で使用の際は一酸化炭素警報機は必須です。

使ってみた

燃料は手軽に使えるスーパー豆炭を使います。

ライターの炎を近づけますがはじめはなかなか火がつきません。コーティングされている着火剤に火が移るに少々時間がかかりますが、一度火が付くと勢いよく炎が出て燃え広がります。

煙と匂いも出るため外で着火をするか換気扇をつけてキッチンでの着火をしてください。

着火後2〜3分で炎が落ち着きますので、本体に入れます。

本体に入れてしまうと特に煙や匂いは気にならなくなりますのでご安心ください。

温まるのに少し時間がかかるためこの時点ではアンカは暖かくありません。

説明書通り付属のカバーをつけて布団の中へ仕込みます。

今回は入浴前の20時に着火し布団の中にセットしました。 

お風呂から出るとアンカが温かくなっていました。お布団がぬくぬくで子供たちも喜んで就寝。

足元が暖かいからか子供たちはいつもより早く夢の中へ。

子供たちを寝かしつけたら布団から取り出し、リビングで足をのせて暖をとりました。

12月下旬でしたが足先が暖かいのでエアコンを使用せず過ごしました。

リビングでのPC作業や読書のお供に豆たんアンカおすすめです。

朝7時に起床。着火から11時間後ですがカバー越しでしっかり温かい。本体直接では熱いくらいです。キャンプで一晩暖を取るには全く問題がないことが証明できました。

仕事に出かけて20時に帰宅。前日の着火より24時間経過していて温かさはなくなっていました。レビューでは20時間温かさが持続したと書き込みがあるので使用するには十分の持続力です。

湯たんぽとの比

元祖湯たんぽ屋であるマルカ株式会社の湯たんぽAエース2.5Lと比較をしてみます。

なんとこちらの商品は直火OK・HI対応となっていて人気の湯たんぽです。

サイズ

  • 豆たんあんか 約19×約15×約10cm
  • 湯たんぽ 約29.5×約21.6×約7.4cm

大きさは豆たんあんかがコンパクト。形がお弁当箱のように四角いので重ねて収納もできます。家族分を複数用意する場合はサイズと収納のしやすさも大事ですよね。

保温力

  • 豆たんあんか 20時間温かさが持続。暖房費の節約で使用している方もいるようです。
  • 湯たんぽ 寝るときに仕込んで朝までぬくぬく。13時間温かさが持続とレビューがあり。プラスチックの湯たんぽと違い高性能。

どちらも冬のキャンプの就寝時に使用するには十分の保温力と持続力。

豆たんあんかは20時間程度温かいので、日が暮れる夕方から使用しても朝まで体を温めてくれます。

使いやすさ

  • 豆たんあんか 電気や焚き火なくてもスーパー豆炭を持っているばマッチ1本で使用可能です。災害時にも使い勝手が良い商品です。
  • 湯たんぽ 水を温める必要がありますが、直火OKのモデルを選べば焚き火をしながら準備ができます。熱湯を湯たんぽの穴に注ぐ必要がないのでやけどするリスクも軽減できますね。

どちらも使い勝手がいいので好みで選んでいただいてOKです。

寒いときすぐに使いたい場合は水を温める必要がない豆たんあんかをおすすめします。

コスト

  • 豆たんあんか スーパー豆炭が1個66円くらい。普通の豆炭を使用することで15円程度に節約可能です。6畳の部屋で暖房を使用すると1時間あたり電気代は平均約16円ほどかかるそうですので、エアコンより経済的ですね。
  • 湯たんぽ 水のみですね。温めるのに熱源が必要ですがほぼ0円で使用できます。直火OKの商品は水の入れ替えも不要でさらにコスト削減。

      

豆炭あんかのメリット・デメリット

メリット

  • 暖かさが長時間持続する。
  • 水の入れ替えが必要。
  • 経済的でコンパク。
  • 電源がいらない。

デメリット

  • 本体が高温になるため直接触れるのはNG。必ず付属のカバーを使うこと。
  • 一酸化炭素中毒に注意。気密性の高い部屋や車内での使用は換気をしましょう。
  • 熱源が豆炭なので着火時は独特のにおいがある。

便利な使

  • 即席のこたつ

こたつに豆たんアンカを入れてると電源を入れなくても暖かくなります。

キャンプで即席のこたつをつくることができますね。

  • デスク作業の足の冷え対策

豆たんアンカに足をのせるととっても温かいです。

デスク作業の足先の冷え対策に役に立ちます。

  • 災害時の必需品

電気がなくても使える豆たんアンカは災害時にも活躍間違いなしです。

手軽に持ち運びができ、豆たんに着火をしてほぼ1日暖かさが続くので使い勝手が良いです。

まとめ

電源いらずでどこでも手軽に使える豆たんあんかは、キャンプの際だけでなく普段使いもおすすめできるアイテムです。

丈夫で長く使用できるので、万が一の災害に備え食糧とともに備蓄しておくと安心感が増します。

Amazonや楽天で簡単に購入できますが、ホームセンターでも購入可能なようですので

興味を持っていただいた方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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